非日常感から生まれる、新しい“つながり”。
あえて“いつもと違う空間”を設けることで、新しい繋がりやひらめきが生まれます。皆さまは、どのようにコミュニケーションを取っていますか?
先日、みらいワークスのメンバーがBBQを企画してくれました。週末だとなかなか予定が合わないこともあったのか、平日の夜、山手線沿線のとある場所での開催となりました。ドタキャンならぬ“ドタ参”の人もいたりして思った以上にメンバーも集まり、大盛況なイベントとなりました。
BBQのような開放的な空間で、肉を豪快に焼き、アルコールもいただきながら会話をしていると、普段とは違うコミュニケーションが生まれてきますよね。全体を眺めてみると、仕事上はやり取りがないようなメンバー同士が楽しそうに話をしているのも見えました。いつもの会社の飲み会で恵比寿の居酒屋にいる時とは、まったく雰囲気が違っていました。みらいワークスでは月に一回オフィスを会場にして社内懇親会をしていますが、その時ともまた雰囲気が異なります。場所や空間も違うのはもちろんのこと、“肉を焼きながら”という、ある意味共同作業をやりながらのコミュニケーションとなるので、ひと味違うやりとりが生まれるものなのだな、と参加しながら思ってました。
場所を変えるという話では、外資系企業は海外研修や世界中のクライアントを集めたグローバル・カンファレンスなどを頻繁に行ないますが、場所を変えることによって、新たなコミュニケーションやアイデアが生まれるという効果も狙っていることでしょう(もちろん、グローバル企業なのでそもそも海外でやらないと人が集まれないという事情もありますが)。
10年以上前にアクセンチュア株式会社に勤めていた時に、アメリカ・シカゴやマレーシア・クアラルンプールなど海外の研修にも何度か行かせてもらいました。トレーニングにおいて、場所を変え日常と異なる環境に行くことは、“学びの姿勢を作る”という良い効果を生むのでしょうね。
日本でプロジェクトに参画していると、自分がグローバル・カンパニーに勤めている事を忘れてしまいそうになりますが、外資系コンサルティング会社の海外トレーニングでは『自分以外はチーム全員外国人』なんてこともあります。私にとっては、自分がグローバル・カンパニーに勤めていることを実感する数少ない機会の一つにもなったと思います。まあ、当時はトレーニングよりもその前後にバケーションを取ってどこに行こうか・・・なんてことばかり考えてしまっていましたが(笑)
新卒の就職の時には、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)と、競合のPWC(今のプライスウォーターハウスではなく、IBMに買収されたほう)に内定をもらい、どっちに行こうか考えました。アンダーセンの新人海外トレーニングはシカゴで2週間と短いのに対し、PWCはマイアミに3ヶ月行けるので、「だんぜんPWCでしょ!!」なんて言っている友人もいたりしました。今考えると会社からあれだけトレーニングにコストを掛けてくれている状況が、なんて贅沢だったんだろう、と遠い目をしてしまいそうになります。
さて、日本には“飲みにケーション”という言葉があったり、社内運動会などのイベントが週末にあったりと、社外でのコミュニケーションを活性化させることに取り組んでいる会社も多いですが、それはやはり効果が出ているからこそ皆さん取り組んでいるということですよね。このようなイベントが良い効果を生んでくれるのは、日常の仕事の中で膝を突き合わせて話をするということを日々行なったうえで、さらに“場を変えたコミュニケーション”があるからだと思います。
みらいワークスにとっての良いコミュニケーション方法は何か、試行錯誤を繰り返していますが、これは会社の規模や、在籍するメンバーによっても変わってくるものだと考えています。これからもさまざまな方法を試していくつもりですが、自分だけでなく、メンバーから出てきたアイデアも積極的に取り入れながら、みらいワークスを盛り上げていきたいと思います。
最後に、忙しい中、今回のBBQを企画してくれたメンバーには、改めて感謝です。