上場して1年。新しい社会のプラットフォーマーとしての責任を改めて自覚した、2018年を振り返る。

作成日:2018年12月19日(水)
更新日:2018年12月19日(水)

2017年12月19日、みらいワークスは東京証券取引所マザーズ市場へ新規上場。今年はこれまでにない新しい学びを得た1年でした。

 

本日12月19日は、みらいワークスにとって大切な日です。

昨年の今日、弊社は東京証券取引所マザーズ市場へ新規上場しました(https://mirai-works.co.jp/topics/news065/)。本当にあっという間の一年でしたが、振り返ると、みらいワークスにとって追い風が吹いた一年であり、たくさんの新しい気づきを得ることができました。

 

 

上場したことによる変化はいくつかあり、そのうち一つは、弊社サービスへのプロフェッショナル人材のご登録者様が増えたこと。これは、上場後にさまざまなメディアやラジオなどに出演させていただき、みらいワークスの世界観を広く伝える機会をいただけたことが大きく影響していると思います。大変ありがたく思っています。一方で、競合が増えたことも事実。その点で苦慮することは当然ありますが、全体的に見て良い変化が起きたと感じています。

 

二つ目は、弊社を活用してくださるクライアント様の幅が広がったこと。大企業にとっては、フリーランスを採用したりベンチャー企業と取引するということは、まだまだそれ自体がハードルです。それが、上場したことにより「上場企業との取引」となり、一気にハードルが下がったのです。弊社としてももちろんありがたく嬉しい変化でしたが、クライアント様にとっても、プロジェクト単位でプロフェッショナル人材を活用しやすくなったという点でご支援できたのではないかと思っています。

 

ここまでお話したことを総合してみると、「社会に関わる深度」が深くなったとも言えます。与えるインパクトもそれだけ大きくなるということ。その我々が意識しなければならないのは、社会的な「責任」です。

 

みらいワークス岡本ブログ_上場1周年-1

 

2016年9月、安倍政権が“働き方改革推進室”を設置し、フリーランスという働き方を日本に広げていこうとはっきりと明言しました。あれから経産省が中心となり様々な検討がなされています。しかし、フリーランスという働き方を推し進めていこうとしている反面、その働き方を支えられる仕組みを提供している会社はまだまだ多くはないのです。

フリーランスで働く方と案件をただマッチングするだけでは、報酬の価格破壊を招いてしまいます。フリーランスとして自分が望んだ働き方で、やりたい仕事をしているけれど報酬はぎりぎり・・・我々が目指す世界観はそうではありません。「繋ぐ」とはそう単純なことではないのです。一人ひとりが「自分はこれをやりたい」と望む仕事に挑戦し、しっかり報酬も得る。そして挑戦する人が増え、日本が元気になる。我々が目指すのはそんな社会を作ることです。

 

一方クライアント様に対しては、「質」にこだわっている点が弊社の強みだと自負しています。「人材を紹介して終わり、質に関しては責任の範疇ではありません」という考え方では、フリーランスの活用は広がっていきませんし、先に述べた「日本のみらいを元気にする」こともできません。「フリーランスの活用」という選択肢を企業がごく自然に持つためには、「質の担保」は欠かせない部分です。そしてそれが結果的に日本の新しい働き方を発展させ、支えることにも繋がります。

我々がフリーランスのマーケットを作っていくことによって、後から同じ分野でビジネスモデルを立ち上げようとする会社も当然出てくるでしょう。みらいワークスは、その後からくる同業者の方たちにも可能性を示していかなければいけない立場なのです。

 

そう考えてみると、上場企業としてフリーランスという領域に市場を作っていること自体が、世の中にさまざまな可能性を生み、影響を与え、責任があるということですね。みらいワークスの活動が大きくなっていくかどうかは、我々だけの問題ではなく、新しい働き方がまだまだ浸透していない今の日本において「フリーランスは日本には合うのか」という判断材料にもなりうることなのです。

 

みらいワークスには、この一年でさらにたくさんのメンバーが入り、昔から支えてくれているメンバーと共に日々活動しています。そのメンバー一人ひとりに、目の前のプロフェッショナル人材の方々と真剣に向き合い、挑戦の場を提供する。それが日本全体の新しい働き方を作ることにつながっていると感じてほしいと思っています。

 

日々忙しくしているとあっという間に時間は過ぎてしまいますね。振り返る暇などないまま、気が付いたら年末・・・という方もたくさんいらっしゃることでしょう。私自身、駆け抜けるような早さの一年でした。しかし、少し足を止めて節目ごとに振り返りをするというのはやはり大切なことですね。

みらいワークスにとっての節目である12月19日。上場してからの一年を振り返ると、環境の変化による様々な気づきがあったことを反すうすることができたと共に、皆さまに支えられての一年であったことを今一度心に留めることができました。

 

みらいワークス代表ブログ_上場1周年-2

 

さらに大切なのは、その気づきを得てこれから先の一年をどう過ごすかですね!みらいワークスは、2019年も新しい社会のプラットフォームとなるために、新しい一手、さまざまな仕掛けを作っていきたいと思っています。

本年はこれが最後の更新です。お読みいただき、本当にありがとうございました。師走の忙しさが続く方も大勢いらっしゃるかと思いますが、どうぞご自愛いただき、良いお年をお迎えください。

本年も大変お世話になりました。

来年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。