グローバル社会における日本の位置

作成日:2023年7月30日(日)
更新日:2023年7月30日(日)

海外に行って改めて感じた、変革のスピードと私たちにできること 

少し前のことになりますが、日本経済新聞さんにお声がけいだだきサンフランシスコに行ってきました。シリコンバレーの企業をはじめ、色々な場所を視察するという内容で、私も可能な範囲でしたがご一緒させていただくことができました。

 

アメリカの本土に行くのは実に15年ぶりで、みらいワークスを立ち上げる前のことになります。サンフランシスコに関しては23年ぶりで、街並みなどは全く変わってなく、とても懐かしく思いましたが、変わったのは物価です!ネットにも書かれていますし、ある程度は分かってはいたものの、実際に現地に行ってみて衝撃を受けました。缶ビールが1200円・・・これには驚きました。

 

 

アメリカの雇用状況なども聞くことができましたが、飲食店などのサービス業ではなかなか雇用が難しく、高額の給与でスタッフを雇っているということでした。過去にはテック系企業のエンジニアの給与が上がった一方でリストラが進むということもありました。

 

良し悪しもありますし、様々な考え方はあると思います。賃金が上がることによって経済が潤っていくということもあるので、それを政策的にやっていることが見て取れ、上手なやり方だなと単純に感じたのは確かです。

 

様々な経済の動きがある中で、その時その時どのようにすれば国が元気になっていくか。臨機応変に動きながら産業を盛り上げるということをやっている国であることを、改めて感じました。

 

 

では、日本を元気にしようと様々な取り組みを行なっているみらいワークスに置き換えた時に、どういうふうにそれを活かしていくのか。考えてみると、それは簡単ではないということも見て取れました。

 

例えば、大企業向けのプロジェクト推進に取り組んで変革を試みていますが、なかなかすぐには変わらないのが実態だったりしますし、スタートアップも大きな変革をする際には時間がかかります。

 

私たちが取り組んでいることは、確かに日本を元気にしていくことに繋がっていると言えますが、結果が見えるまでには時間がかかります。それを世界が待ってくれるかと考えたら、待ってくれないのではないかという焦りを感じました。もっとこの変革のスピードを上げないと、グローバルの中で日本自体が埋もれってしまうような、そんな危機感を持ちながら、私たちができることをさらに考えてスピード感を持って動かなくてはと感じています。

 

日本の中だけを見ていると分からなかった感覚があることを、今回久しぶりにアメリカにいくことによって気付かされました。日本の変革もやりながら、グローバル社会の中で日本という国が、これからどういうふうな位置付けであり続けるのか。

これは、みらいワークスで働くみんなにも考えがあると思っています。

みらいワークスは中途入社の社員が多いので、様々なバックグラウンドを持った人が集まっています。外資系に勤めていた、海外に住んでいた等、色々な観点から日本を見た時に、どうあるべきか、みんなにも考えて欲しいですし、そして私ももっと真剣に考えていかなくてはと思いました。

 

日々、目の前のことを見ている短期的な観点と、中長期的な観点というのは、常に行ったり来たりしながらバランスよく見ていないと良いアイデアは生まれませんし、良い取り組みもできません。時に立ち位置も分からなくなってしまいます。このバランスをうまくとりながら、前進したり振り返ったりということを習慣化して欲しいと思います。

 

 

みらいワークスが取り組んでいる「日本を元気にする」こと。

 

プロフェッショナル人材の方々の活躍の場所をより広げることで、日本経済を元気にしていこうという私たちのこのミッションとビジョン、これからの日本経済のためにとても意味があることだと改めて感じました。その可能性をもっともっと広げられるように、今後も一つ一つ取り組んで前進していきます。