「リアル」な体験と「数」の蓄積で理解度を高める

みらいワークスのビジョン実現に向けた、体験を通じた学びとは
現在みらいワークスには、8万8000名を超えるプロフェッショナル人材(*1)の方々にご登録いただいています。
このフリーランスの事業を担当することになったメンバーには、研修などで学ぶのはもちろん重要ですが、まずは100名のプロフェッショナル人材の方とお会いしましょう、という話をしています。
100名のプロフェッショナル人材の方にお会いすると、さまざまなタイプの方がいることが分かってきます。
なぜフリーランスで活動されているか、ということだけでも、本業と並行してライスワーク(*2)として活動している方、時間の融通がきくからという方、ライフワーク(*3)そのものですという方。さまざまな理由があると思います。100名ほどお会いすると傾向が見えてきて、カテゴライズできるようになります。100名を知ることで、得意分野や興味、志向性の違いなども理解できるようになり、プロ人材のスキルに関する解析度が上がります。そして、その方の生き様を知ることによって、どのような活動をしていきたいのかという理解度も深まります。そうすると次第に親近感が湧き、自分事として考えられるようになります。
クライアントについても同様で、何社も見ることが重要です。同じ業界を集中的に営業すると、その業界の傾向や、会社ごとの違いが理解できるようになります。同じような経営課題が出てくることもよくあります。いずれにしても、自分自身の理解度を高め、解析度を上げるためには、“数”がとても重要になります。
もう一つ、フリーランス事業の新メンバーには、プロフェッショナル人材の方とクライアントのどちらにも、早い段階で直接お会いしましょう、という話をしています。コロナ禍を経てすっかりオンライン会議が定着しましたが、画面越しや電話での会話と、実際にお会いしてお話しするのとでは、理解度やスピードに差が出ます。実際にお会いして肌で感じるものがあると思いますし、当事者意識も理解もより深まります。
みらいワークスは、年々、推進する事業やサービスが増え続けています。たいへんありがたいことに、みらいワークスのビジョンである『プロフェッショナル人材が挑戦するエコシステムを創造する』の実現に向け、まい進し続ける日々ではありますが、一方で、従業員全員が、会社の全事業を把握することが難しくなってきているというのが正直な状況です。
社内の勉強会や情報交換等を行っていますが、自分の所属する部門だけでなく、他部門の業務に触れてもらうことも重要だと感じています。他部門が開催するセミナーに参加して、現場の仕事を肌で感じたり。全国各地で事業を推進しているので、自分の出身地や興味のある地域のプロジェクトに手を挙げてみたり。このように他部門のリアルな現場に一歩踏み込むことで、会社全体のことを自分事として捉えていってもらいたいと考えています。
もちろん入社してすぐにはなかなか難しいことだと思います。日々の業務に追われていると、周りが見えにくくなります。しかしそれだけでは毎日が忙しく過ぎて終わり、ライスワークになっていってしまいます。
まずは自部門の仕事をちゃんと覚えるために、100名のプロフェッショナル人材の方と会い、理解を深める。それから他部門の事業についても、いろんな場所に顔を出しながら吸収していってほしいと思います。勉強会や情報交換も必要ですが、日々アンテナを立てて行動し、さまざまな角度から吸収し、多くの機会を学びにつなげていくことが、自分事の範囲を広げることにつながるはずです。それが会社全体の事業理解や、おたがいの学びの機会にもつながります。そしてみんなでみらいワークスのビジョンの実現に向けてまい進していきたいと考えています。
みらいワークスで働くみんなに、みらいワークスの仕事をライフワークだと感じてもらえるように、部門を越えた仕事ができる環境や仕組みづくりに取り組んでいきたいと思っています。
*1 仕事を時間ベースではなくアウトプットベースで捉え、自分の活躍できる環境を自分で選択していく主体性のある人
*2 生活のため(米を食べるという意味での)の仕事 =ライスワーク
*3 働きがいや生きがいのための仕事 =ライフワーク