コンサルタントの業務効率化 “資料作成代行サービス”とは?

作成日:2016/08/26

 

コンサルタントの仕事における”資料作成”

クライアント企業のために日々忙しく深夜までプロジェクトなどで働き続けるコンサルタント。頭脳労働者として、「クライアントの課題解決を!」「新しい画期的なソリューションを!」「圧倒的な業務プロセス改善を!」といったように、最終的な価値の形は違えど、コンサルタントが業務改善や効率化をクライアントに伝える手段のほとんどは、パワーポイントを使った「資料」になることはいうまでもありません。

つまりはコンサルタントの仕事の多くは、”考える”ことであるとともに、最終的にはそれを”資料にわかりやすく落とし込む”、ということになります。それはコンサルティングファームの方、個人事業主として活躍するフリーランスの方を問わず同じことが言えますよね。

コンサルタントの業務効率を考える上で、重要になるのが、この「考える」と「資料にわかりやすく落とし込む」という2つのアクションの時間配分です。この配分のあり方が、「仕事を効率的に進められるか?」、そして「成果を出すことができるか?」に大きく影響してきます。

多くのコンサルタントは、本来であれば「考える」ことに重きをおき、クライアントの外部脳として、脳みそに汗をかきながら、徹底的な思考力をもって新しいソリューションへ導いていく、こちらに時間を使いたいはずなのですが、なかなかそうはいかないのが現実ではないでしょうか?

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”資料作成代行サービス” とは?

コンサルタントが日々クライアントとミーティングを行う場合、その都度、新しいパワーポイント資料を書き起こさねばならず、それまで思考してきた内容を資料化するという作業が日次で発生してくるかと思います。
「考える」時間もそこそこに、それを「資料に落とし込む」という部分に時間を取られ過ぎては本末転倒ですが、現実的には毎日が期日の連続であるコンサルタント業にとって、「とりあえずはアウトプットを作らなきゃ」というのは避けられないことでもあります。
そんな時、忙しいコンサルタントの強い味方となるのが、近年、新しいサービスとして認知が広がりつつある”資料作成代行サービス”です。
資料作成代行サービスとは、読んで字のごとく、ビジネスにおける資料作成を代行するサービスです。そのサービスにはいろいろな形態が存在していますが、ここではビジネスにおける”パワーポイント資料”に限った形で、代行形態を2つのカテゴリに分けて紹介させていただきます。

①   デザイン特化型資料作成代行サービス

こちらは、あくまで”既存の資料(パワーポイント)”が存在している前提で、その資料をいわゆる”見やすくする”、”かっこよくする”、”わかりやすくする”という「デザインをブラッシュアップ」させることを目的としたサービスです。実際に資料を作成する際には、Illustratorやphotoshopなども駆使しながら、デザイン性の高い資料を作り上げていきます。そのため、サービス提供者のバックグラウンドとしてwebデザイナーやグラフィックデザイナーなどもいるのが特徴です。

ただし、こちらはあくまで既存の資料がしっかりと存在していることがベースとなってしまうため、忙しいコンサルタントが利用するためには、結局は自分である程度まで資料を作らなければならず、直接的な業務効率化につながるとは言いにくそうです。

②    コンサルティング型資料作成代行サービス

まさにコンサルタントの強い味方となるのが、こちらの「コンサルティング型資料作成代行サービス」です。こちらは既存のパワーポイント資料がなくとも、ホワイトボードの議論内容のコピーや方眼紙でのイメージスケッチ(コンサルタントがよく使いますよね?笑)、電話・メールでのヒアリングやブレストなどから、資料の要件を抽出しそれを形にしていく、というサービスです。

実際にコンサルタントの資料は、他のビジネスパワーポイント資料とは異なり、「体系化」や「構造化」を意識して作られるものが多く、その知識やスキル、経験がないと、一朝一夕では作成することはできません。そのため、これらコンサルティング型資料作成代行サービスの提供事業者は現役コンサルタント、もしくはコンサルタント経験があるビジネスマンが実際に資料作成に携わっている場合が多く、だからこそ「コンサルタント資料の勘所」を理解した上で、資料を作成してくれるのが、一番の魅力になっているともいえるのです。

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"コンサルティング型資料作成代行サービス"の提供事業者

では、そんな「コンサルティング型資料作成代行サービス」を提供している事業者の代表的なサービスをいくつか紹介したいと思います。

①    ペーパードック

「資料の力でビジネスを変える」を標榜し、「企画提案資料」「媒体資料」「営業資料」「決算資料」など、あらゆるパワーポイント資料 に対応しています。コンサルティング会社を母体としているため、パワーポイント資料制作者は現役のコンサルタント。それゆえに、この「コンサルティング型資料作成代行サービス」を強みとしています。

②    KMCマーケティングアドバイザリー

「あなたのアイデアを”いい紙”にする」というキャッチフレーズで、メール・電話・対面でのやり取り、ヒアリング又はコンサルティングの中で資料を完成させていきます。ドメイン名の「zukai-kikaku(図解・企画)」からもわかるように、ロジカルな構図でシンプルに表現することを特徴としています。

③    アッシュ・マネジメント・コンサルティング

こちらも「ペーパードック」同様、コンサルティング会社を母体にした、企画書作成サービス。経験豊富なコンサルタントがプレゼンのストーリー・シナリオを最重要視して資料作成を実施します。フリーランスで活躍されるコンサルタントは特に、複数のコンサル案件をパラレルで走らせているケースも少なくありません。その場合、同僚や後輩に「この資料をこういった感じで作っておいて!!」というような分業をすることはできず、業務において”資料作成工数”は大きな負担になります。

本当の意味でのコンサルティング価値は「考える」ことの延長線上にあるため、そこは自分自身でしっかりとやりきりながら、それをしっかりと「伝える」手段はプロである資料代行サービスに依頼する。このような働き方も、今後独立・起業し、個人事業主としてフリーランスでコンサルタントをやられる方はもとより、実際にコンサルティングファームで働くコンサルタントの業務効率化の一つの選択肢になる日も近いのかもしれませんね。まずは一度、お試しでも使ってみてはいかがでしょうか?

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

 

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