【 RPAツール9選 】時代を変える!主要なツール紹介と各業界の導入事例
最終更新日:2024/03/05
作成日:2024/03/05
これまで人の手で進められていた業務の数々に対し、RPA(Robotic Process Automation)を機能させることで大幅な業務改善が期待できます。すでにさまざまな業界で RPAが導入され、近い将来にはRPAの利用が常識となるとみられています。
ただし、RPAはあくまでもビジネスツールの一つであり、ただ導入すれば成果が出るとは限りません。重要なのはやはり自社に最適なRPAツール選びでしょう。
そこで、2024年度の主要なRPAツールをご紹介し、あわせて知っておきたい他社の先行事例や今後のトレンドについても詳しく解説します。
目次
■RPAで時代が変化している
(1)RPAでロボットがホワイトカラー業務を代行できる時代へ
(2)RPAには3つのクラスがある
(3)従来の業務システム変更との違い
■【 2024年 】注目のRPAツール9選
RPAツールにはいくつかのタイプがある
(1)ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズ
(2)Uipath
(3)AUTORO
(4)Power Automate Desktop
(5)OCEVISTAS
(6)WinActor
(7)ロボパットDX
(8)QueenBOT RPA
(9)BizRobo!
■各業界のこれまでのRPA導入事例
(1)EC業界では、EC向けRPAでドロップシッピング業務を効率化
(2)生協特有の業務をRPAで自動化、年間1,300時間の人的リソースを創出
(3)医師の事務作業時間を自動化し、診療時間を確保
(4)営業代行会社では営業報告やデータ集計などの作業にRPAを活用
■RPA導入によるメリットとデメリット
(1)メリット:人材不足対策
(2)メリット:コスト削減
(3)メリット:生産性の向上
(4)メリット:外部業者へのBPOが減らせる
(5)デメリット:企業のシステム全体が停止してしまう可能性
(6)デメリット:間違った作業をしてしまう可能性
■今後、RPAが進む道は?
(1)国としてRPA導入を推進「自治体行政スマートプロジェクト」
(2)RPAソリューションをビジネスにする企業の増加
(3)派遣スタッフ向けのRPA研修を開講
RPAで時代が変化している
(1)RPAでロボットがホワイトカラー業務を代行できる時代へ
RPAとはRobotic Process Automationの略であり、主にロボットによる業務効率化のこと。従来人手が必要とされるバックオフィス業務を、ソフトウェアロボットを使って業務自動化する仕組みを作り上げる機能です。
ロボットによる業務自動化というと製品の製造などをイメージしがちですが、RPAはPCを使うホワイトカラーの業務を自動化します。そのため、仮想労働者(デジタルレイバー)とも呼ばれることもあります。
(2)RPAには3つのクラスがある
RPAは、主に3つのクラスに分けて考えられることが多いようです。3つのクラスとは、以下のとおり。
-
- RPAクラス1:定型作業の業務自動化
- RPAクラス2:一部非定型作業の自動化(イレギュラー対応もできる)
- RPAクラス3:高度なタスクの自動化(業務プロセスの分析・改善もできる)
クラスが上がるほど、より複雑な業務の代行が可能。特にクラス3の業務になると、AI(人工知能)の学習能力によって分析や業務改善などの複雑な業務にも対応できます。
(3)従来の業務システム変更との違い
業務の自動化は業務システムの見直しでも実現できますが、RPAは概念が異なります。顧客管理業務のRPA事例をみてみましょう。
顧客管理システムが導入されている企業でも、それぞれのデータ、例えば顧客データのインポート作業はたいてい人の手で行ないます。また、入力作業の報告メールを送ったり、入力作業後に他のスタッフがダブルチェックしたり、人手による作業はそれなりに発生します。
業務効率化のためにシステム改修を行なったとしても、システム間のデータ移行やチェック業務などはなかなか基幹システムに組み込みにくい作業です。
一方RPAの場合、入力作業からチェック、報告までのプロセスすべてをソフトウェアロボットが代行します。つまり、システム変更ではカバーしきれない業務範囲も、RPAの機能で自動化できる可能性が高いというのがポイントです。
システム変更ではイレギュラー対応など非定型業務の自動化が難しいケースが多いのですが、RPAならAIなどの導入で実現できるケースもあります。
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【 2024年 】注目のRPAツール9選
RPAツールにはいくつかのタイプがある
まず最初に決めるべきことは、デスクトップ型かサーバー型かクラウド型かという点です。
デスクトップ型は、それぞれのPCにRPAをインストールします。一方、サーバー型はサーバー自体にRPAをインストールするため、集中管理することが可能。複数のPCで利用できるためサーバー型の方が使い勝手は上です。しかし、初期費用が高いというデメリットもあります。
また最近ではPCやサーバーにインストールするのではなく、WEB上で稼働する「クラウド型」も登場しています。クラウドサービスやSaaSとの親和性が高いのがクラウド型のメリットです。
そして、もう1つ注目するべき選択肢は凡庸型か特化型かについてです。
凡庸型はあらゆる操作を自動化できるため、設定作業さえ終わらせれば、大幅なビジネスパフォーマンスのアップが期待できます。しかし、設定に時間がかかることと、仕様変更の際には大幅なメンテナンスが必要というデメリットがあります。
一方、特化型は人事や経理などの特定の業務だけに対応するRPA。凡庸型と比較すると非常にシンプルなため使いやすいメリットがあります。ただし、特定の業務にしか対応できないのは、やはりデメリットになる可能性を含んでいるでしょう。
上記のように、デスクトップ型/サーバー型/クラウド型、凡庸型/特化型など、どんなタイプのRPAツールが適しているのかを的確にアドバイスできる知識を備えることも、RPAコンサルタントにとって非常に大切なスキルのひとつです。
それでは2023年に注目を集め、2024年も引き続き人気が高いと予想されるRPAツールを9種ご紹介します。
(1)ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズ
生産現場向け機器の製造販売を手掛ける大手キーエンス社が提供するRPAツール。ファクトリーオートメーション(工場の自動化)で培ったノウハウを、PC作業の自動化に活かしているところが大きな特徴です。
プログラミング知識不要で、生産現場だけではなく業種・業務を問わない汎用型RPAツール。ただし価格や必要スペックなどは要問合せとなっているため、ある程度規模の大きなプロジェクト向けと言えそうです。
(2)UiPath
ルーマニアで創業し、現在は米国ニューヨークを拠点にRPAプラットフォームをグローバルに展開するUiPath。日本での人気も高く、2020年の調査では国内RPAツールのシェア1位(45%)となっています(※)。
SaaSやオンプレミスなど、多彩なプランを提供しているのが大きな特徴。またISO 27001認証を取得するなど、高度なセキュリティを確保している点も高い評価を受けています。
※参考:https://michiru.co.jp/rpa/maker/
(3)AUTRO
クラウド型のため、ブラウザ経由でロボットを起動できる、ノーコードで利用できるなどハードルが低い点が評価されています。WEBマーケティング企業をはじめ、IT関連企業の採用実績が多いのも特徴です。
(4)Power Automate Desktop
無料で利用できるプラン(デスクトップ型)もありますが、組織利用の場合はクラウド型の有料プランとなり、プレミアムプランでは月額1台あたり1,850円となっています。やはりMicrosoftアプリケーションの自動化に強いのが大きな特徴。ただし導入にはある程度の知識が求められます。
(5)OCEVISTAS
自治体や企業向けのシステム開発・導入支援を行なうOCE(大崎コンピューターエンヂニアリング)が提供するRPAツール。
デスクトップ型からサーバー型まで対応しており、少しずつ規模を大きくしていくことが可能。最も低価格なデスクトップ型の価格は年額90万円~となっています。なお、OCEVISTASには自治体向けに特化したプランも用意されています。
(6)WinActor
NTTデータ社が開発した、純国産RPAツール。国内でのシェアも高く、7,000社を超える導入実績があります。
マニュアルも日本語でユーザーフォーラムもあるため、いざというとき情報が多いという点が強み。デスクトップ型が基本で1台ごとにライセンス費用がかかるため、ややコストがかさみやすいとも言えるでしょう。
(7)ロボパッドDX
教育事業などを手掛けるFCEプロセス&テクノロジー社が提供するRPAツール。
デスクトップ型とサーバ型があり、月単位で利用できるなど柔軟な料金体系が大きな特徴。また操作性の良さで評価が高く、ITreviewによる「Best Software in Japan 2023」では、7,300製品中1位を獲得しています(※)。
※参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000175.000029370.html
(8)QueenBOT RPA
SBIグループとシンガポールのAI・RPAベンチャー企業AntWorks™社による合弁会社が提供するRPAツール。
サーバー型であり、年間30万円~という低価格で利用できる点が大きな特徴です。豊富な機能が用意されていますが、利用時にはある程度プログラミング知識が求められます。
(9)Bizrobo!
RPAテクノロジーズ株式会社が提供する、国産RPAツール。
2,700社を超える導入数を誇り、操作性の良さが高い評価を受けています。プランによってデスクトップ型、サーバー型、クラウド型があり、ステップアップしていくことも可能。また全国に拠点を持つため、トラブル対応時にもサポートが受けられるという安心感があります。
各業界のこれまでのRPA導入事例
(1)EC業界では、EC向けRPAでドロップシッピング業務を効率化
EC業界でもRPAの活用が進んでいます。BtoBの卸プラットフォーム「NETSEA(ネッシー)」を運営するオークファン社は、ドロップシッピングを行うEC事業者向けのRPAツールを提供しています。
ドロップシッピングは、サイト上で商品が売れた際にメーカーや卸業者から直接購入者に発送するビジネスモデル。通常のECと違い在庫を持つ必要がないメリットがある一方、仕入れ先と発注を受けるサイトが別々のため、連携を取りづらいという課題があります。
オークファン社のRPAツールでは、仕入れ先と発注を受けるサイト(Amazon)の在庫監視や出品業務をRPAで自動化できるため、大幅な業務効率化につながると言います。
※参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000352.000008833.html
(2)生協特有の業務をRPAで自動化、年間1,300時間の人的リソースを創出
1966年設立と長い歴史を持つ香川県の「生活協同組合コープかがわ」では、商品管理や販売管理、デジタルマーケティングなどの業務でRPAを導入しました。
その結果、年間1,320時間相当の人的リソースを創出できたと言います。さらにロボットに業務を任せるだけではなく、RPAの導入過程で業務の簡素化や標準化も実現しました。
※参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000250.000011515.html
(3)医師の事務作業時間を自動化し、診療時間を確保
長時間労働の問題を抱える業界の一つが医療業界。こうした課題をRPAで解決したクリニックの事例も出てきています。
福岡県の浅川学園台在宅クリニックでは、RPAを導入し医師が行っていた計画書・指示書作成や請求書発行などの事務作業をRPAで自動化。従来医師が行っていた事務作業の最大75%削減を実現したそうです。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000236.000011515.html
(4)営業代行会社では営業報告やデータ集計などの作業にRPAを活用
営業領域でも、RPAの活用が進んでいます。
営業代行サービスを手掛けるウィルオブ・ワーク社では、営業にまつわるルーティン業務をRPAで効率化するソリューションを提供。
営業においても、営業報告やデータ集計、見積・請求作業など、RPA導入によって生産性向上につながる領域は多いと言います。
参考:https://saleszine.jp/news/detail/5389
RPA導入によるメリットとデメリット
(1)メリット:人材不足対策
高齢化が進む日本。飲食業界やコンビニ業界が深刻な人材不足にあるのは周知の事実です。これらの業界では、外国人労働者の力を借りなければ、もはやまともなサービスや製品が提供できずに、店が機能しないことも増えてきました。
今は一部の業界のみかも知れませんが、近い将来、今は人が足りている業界でも人材不足の問題が深刻になっていくと予測されています。
そこで、仮想従業員ともいえるRPAを導入することで、オペレーションを行う人材を増やす必要がなくなり、人材不足により生じる課題の解消につながるかもしれないのです。
また人手が足りず慢性的に長時間労働になっている職場では、RPAツールの力を借りることで長時間労働を解決できる可能性も秘めており、働き方改革の1つとしても期待できるのです。
定型業務に限らず業務を代行できるのがRPAの大きな特徴なので、「担当者がいないと業務が回らない」という属人的な業務にも対応できます。
(2)メリット:コスト削減
人件費がネックで利益が伸び悩んでいる企業は少なくありません。多くの経営者ができるだけ人件費を抑えたいと考えていることでしょう。
RPAによる業務自動化が、業務量過多が原因だった残業時間の短縮につながり、人件費の削減が期待できます。
また、企業が持つ基幹システムを改修するのに比べると、低コストでRPAを導入できるケースが多いようです。
(3)メリット:生産性の向上
RPAはソフトウェアロボットによる業務代行のため、人と比べて心理面・健康面などを配慮せずに利用することが可能です。
システムを稼働させるだけならば、極端に言えば24時間365日稼働させることもでき、対応できる業務量が大幅にアップします。
また、人と比べて失敗が少なくなるのもメリットのひとつでしょう。AIを伴うRPAは学習能力があるため、無駄なプロセスを省いたりイレギュラー対応ができるようになったりと、RPA導入後も生産性アップにつながっていきます。
RPA導入によって、作業に従事していた人材を営業など他の業務にシフトできます。リソースを増強することで、製品の生産性アップにつなげている導入事例もあります。
(4)メリット:外部業者へのBPOが減らせる
外部業者へ業務プロセスをアウトソースするBPO(Business Process Outsoursing)を採用している企業が、RPAツールによって社内で対応できるようになるかもしれません。
外注コストを減らせる可能性もありますし、情報漏洩などのリスクを低減できるメリットも。情報漏洩へのリスク管理意識は今後も当然高まっていくはずなので、その観点からもRPAツールの導入は有効と考えられます。
(5)デメリット:企業のシステム全体が停止してしまう可能性
さまざまなメリットがある一方、RPAにはデメリットもあります。
最も懸念されるのはシステム障害によりRPAが機能停止してしまうと、企業活動自体がストップしてしまうという点です。システム障害は人的トラブルによるケースもあれば、災害などによるケースも考えられます。
万が一の時に備えて手動マニュアルを用意すべきですが、ソフトウェアロボットが代行している複雑な業務をいきなり人手でまかなうのは厳しいでしょう。
また、業務プロセスの分析・改善をRPAに任せすぎると、従業員が業務プロセスを把握しきれない状況に陥ってしまいます。
こうしたデメリットはありますが、やはりRPAは従来のシステム開発やアウトソーシングとは違ったメリットが大きく、企業の導入が進んでいます。
(6)デメリット:間違った作業をしてしまう可能性
RPAツールで業務をシステム化した場合、ロボットはあくまで指令通りの作業を続けます。そのため、仮に間違った指令を出してしまうと、そのミスに気づかないまま延々と同じ間違った作業を自動化で行なってしまうのです。
もしも、人間が同じ作業をしていたのなら、作業途中でミスに気付き修正することもできるでしょう。しかし、ロボットがミスに気づくことはありえません。そのため、最初の指令や情報が間違っていた場合は、大幅な時間ロスになってしまうこともあるのです。
また、RPAツールでは業務がすべてシステム化されるため、プログラムを組んだ担当者以外からは作業のプロセスが見えなくなってしまう可能性もあります。
そうならないように、RPAを利用する際には業務フローをきちんとマニュアル化しておくことや情報の共有化が必要です。
デメリットからも見えるように、RPA導入の成功の鍵は「事前準備」にかかっているとも言えるのです。
とはいえ、知見を持たない人が日常業務をこなしながらRPA対応にあたることは至難の業。
そこで活躍するのが、RPAエンジニアやRPAコンサルタントなのです。
今後、RPAが進む道は?
(1)国としてRPA導入を推進「自治体行政スマートプロジェクト」
現在国として推進しているのが、自治体へのRPA導入です。
デジタル化が遅れていると言われる自治体ですが、一方で業務の複雑化・煩雑化、少子高齢化による人手不足への対応を迫られています。また自治体によってデジタル化にばらつきがあるという課題もあります。
こうした中、総務省では2019年度より「自治体行政スマートプロジェクト」をスタートさせました。一部の自治体において、業務にAIやRPAを取り入れて効率化を図り、その結果をもとに全国展開を目指すというものです。こうした取り組みによって、近年自治体のRPA導入率は大きく向上しています。
(2)RPAソリューションをビジネスにする企業の増加
数々の企業の導入事例が増える中で、RPAソリューションをサービスや製品としてビジネス化する企業は少子高齢化も相まって今後増加していくと予想できます。
とくにIT業界はRPA市場への注目度が高いため、他業種と比較しRPAの導入や常識化まで急速に進むかもしれません。
ソフトバンクでは2017年時点で社内でRPAの利用を開始し、月間9,000時間分の仕事を効率化したという成功実績を既にあげています(※参考1)。
この成功データならびに失敗したデータを活用し、他社と共同開発したRPAツール「Synch Roid(シンクロイド)」の提供を開始(※参考2)。これは導入サポートなどもソフトバンクで実施するというサービスです。
※参考1:https://news.mynavi.jp/article/20171020-a044/
※参考2:https://www.softbank.jp/biz/rpa/synchroid/
ソフトバンクのRPAツール「Synch Roid(シンクロイド)」は大手企業を始め多数の企業に導入され、すでに実績は600社以上と言われています。
自治体への導入実績もあり、例えば東京都足立区の事例では、RPAとAI-OCRを活用した申請書類処理の自動化を検証。年間約1,400時間の作業時間削減につながった(※1)と言います。
またソフトバンクとしても、2019年から2022年まで、AIやRPAを活用した「デジタルワーカー4000プロジェクト」を実施。このプロジェクトでは、業務効率化によって約241億円のコスト削減を実現しています(※2)。
※参考1:https://www.softbank.jp/biz/customer-success-stories/201905/city-adachi-tokyo/
※参考2:https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2022/20220810_01/
(3)派遣スタッフ向けのRPA研修を開講
企業や自治体のRPA導入が進む一方、課題となっているのがRPA人材の不足。
こうした状況を踏まえ、RPA人材開発に取り組む事例も増えています。
例えばある派遣会社では、派遣スタッフ向けにRPA研修プログラムを実施。派遣スタッフをRPA開発人材に育成するという取り組みを行っています。今後もさまざまな業界・業種で、RPA人材育成の動きが加速することが予想されます。
※参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001474.000005089.html
まとめ
ソフトウェアロボットがホワイトカラー業務を代行して、業務効率化の効果が期待できるRPA。RPAはIT企業の業務簡略化だけではなく、人材不足や長時間労働といった問題の解決にもつながります。こうした効果が注目され、企業だけではなく自治体など、国内でもRPAはすでに幅広く活用されています。
しかし、RPAツールの種類が増え成功事例も増える一方、「RPAを導入しても効果が出なかった」というケースが多いのもまた事実。成功するためには、やはり自社の業務内容や目指す効果、体制などを踏まえた上で最適なツールを選ぶ必要があるでしょう。
RPA導入の成功の鍵は「事前準備」。自社にRPAプロジェクトを推進できる人材がいない場合には、RPAコンサルタントなど外部の専門人材を起用することも検討したいところです。
(株式会社みらいワークス FreeConsultant.jp編集部)