起業を目指すなら!ビジネスプランコンテストにチャレンジするメリット

作成日:2017/12/20

 

全国で盛り上がりを見せるビジネスプランコンテスト

起業を目指すなら!ビジネスプランコンテストにチャレンジするメリット_1

これからフリーランスや法人化などを目指す起業家の方にとって、最も軸となるのがビジネスプラン(事業計画)。ただし、ひとりでビジネスプランをまとめていく中で「実際にこの計画でうまくいくかどうか不安…」と感じることも多いのではないでしょうか。そんなときは、ビジネスプランコンテストに参加してみるという方法があります!ビジネスプランコンテストでは、参加者がまとめたビジネスプランを現実性・革新性などの視点で審査されます。

 

自分のビジネスプランを多くの人たちにチェックしてもらうことで、ビジネスプランのブラッシュアップにつながるはず。ほかにもさまざまなメリットのあるビジネスプランコンテスト。今回は参加するメリットや注意点をまとめました。最近は、特に地元での起業を増やしたい自治体がビジネスプランコンテストを主催するケースも増えています。つまり、チャンスが広がっています!

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ビジネスプランコンテストに参加するメリットとは

起業を目指すなら!ビジネスプランコンテストにチャレンジするメリット_3

元手もかからず参加できるビジネスプランコンテスト。準備は大変ですがいろいろなコンテストに参加することで、今後の起業に役立つことがたくさんあります。ここでは4つのメリットをご紹介します。

 

(1)第三者に評価してもらえる

多くのビジネスプランでは、すでに起業している方行政や企業の方が審査員を務めています。ベテラン経営者だけでなくさまざまな視点でチェックしてもらうことで、課題や足りないポイントに気づくことも。コンテストのため、十分なフィードバックやアドバイスがもらえるとは限りませんが、審査員へのプレゼンを行なうことで得るものがあるのではないでしょうか。また、第三者である審査員に評価してもらえると、ビジネスプランに自信がつきます。

(2)起業資金を獲得できるチャンス

多くのビジネスプランコンテストでは、グランプリや優秀賞にインセンティブを設けているのが一般的です。コンテストの規模にもよりますが、だいたいグランプリで賞金50万円~100万円というパターンが多いようです。助成金の場合はたいてい用途に決まりがあるのですが、ビジネスプランコンテストの賞金は用途に制限がないのもメリット。

 

また、賞金だけではなくビジネスプランコンテストで高い評価をもらえると、融資が受けやすくなる(条件緩和や金利優遇、融資枠拡大など)ケースもあるようです。もちろん選ばれてこその賞金獲得なので、あらかじめ資金計画に組み込むことはできません。もし賞金がもらえたらこういう使い方がしたいな、という程度にとどめておきましょう。

(3)知名度向上につながる

ビジネスプランコンテストは、いわば自分のビジネスプランの発表の場。参加者や審査員にビジネスプランを広く知ってもらうきっかけになります。また、ビジネスプランコンテストでグランプリや優秀賞などに選ばれた場合、メディアなどの露出も増え知名度アップにつながります。これから起業する方にとって、コストをかけずに広報活動ができるというのもメリットです。場合によっては新たな出資者とコネクションが持てるかもしれません。

(4)ビジネスプランをまとめるきっかけになる

ビジネスプランをドキュメントにまとめるには、やはりモチベーションが必要。ビジネスプランコンテストに応募するとなれば、応募期限までにビジネスプランをドキュメントにまとめて提出する必要があります。こうしたきっかけ作りになるのも一つのメリット。また、ビジネスプランコンテストは第三者へビジネスプランを発表する「プレゼンの機会」とも言えます。いろいろなコンテストに参加してみると、プレゼン技術もきっと向上していきます!

 

ビジネスプランコンテストに参加するときの注意点

起業を目指すなら!ビジネスプランコンテストにチャレンジするメリット3-1

メリットがあるビジネスプランコンテストですが、参加するときにいくつか気をつけたいポイントがあります。

 

(1)ビジネスプランをアイデア時点で公開することになる

ビジネスプランコンテストでは、まだ実行していないアイデア段階のビジネスプランを発表します。そのため、他人にマネされてしまうリスクがあります。技術的な内容などアイデアについてどこまで公開するか、事前に決めておく必要があります。提出する資料についてもチェックしておきましょう。

(2)高い評価を得ても成功するとは限らない

ビジネスプランコンテストでグランプリを得たものが、もちろん必ず成功する保証はありません。高い評価を得たとしても、その後実際に起業してビジネスを進めるときは慎重に。時流に合わせて、ビジネスプランを見直すことも検討していきましょう。

(3)応募条件やスケジュール、主催者などの情報をチェック

ビジネスプランコンテストでは、「地元での起業限定」「若者(学生)向け」「女性向け」「シニア向け」など、参加者を限定したコンテストがトレンドです。こうしたケースでは、コンテストの応募条件などを事前に詳しくチェックしておきましょう。また毎年必ず行なわれるとは限りませんので、タイミングも重要。応募期間などのスケジュールや主催者情報もチェックしておきたいところです。

 

自治体のビジネスプランコンテストに注目

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今注目したいのは、自治体がメインとなって行なっているビジネスプランコンテスト。自治体ではコンテストと合わせて、ビジネスプランの作り方をレクチャーするセミナーを行なうケースが一般的。そのため初めてでもチャレンジしやすいコンテストです。関東エリアにて、これまでに行なわれた自治体系ビジネスプランコンテストを紹介します。

 

(1)みたかビジネスプランコンテスト

SOHOを支援する取り組みを行なっている三鷹市が後援。すでに14回開催されている老舗のビジネスプランコンテストです。賞金は最優秀賞で30万円ですが、ほかの特典が充実しているのが特徴です。SOHOオフィスの優先利用や、広報活動のサポートなどが受けられます。

出典:三鷹でつかもう!ビジネスチャンス

(2)かながわビジネスオーディション

2018年の募集がスタートしている、ビジネスプランコンテスト「かながわビジネスオーディション」。すでに20年近くの実績があります。神奈川県内を拠点にする方、もしくは今後神奈川県へ進出予定の方が応募できます。賞金は神奈川県知事賞で50万円。セミナーを行なうだけではなく、参加希望者向けの個別相談会を行なうなど手厚いサポートが特徴。なお神奈川県内では横浜市や川崎市でも、独自のビジネスプランコンテストが開催されています。

出典:神奈川ビジネスオーディション

 

 

起業やフリーランスの方にとって、賞金だけではなく知名度アップやきっかけづくりになるビジネスプランコンテスト。特に自治体が行なっているビジネスプランコンテストは、エリアが限定されることが多いですよね。全国規模のものよりやや競争率が低いというのも、おすすめポイント。(その分賞金は全国規模のものより少なめかもしれませんが)ほかにも地域の経営者や経営コンサルタントなどとのつながりが持てる機会でもあります。積極的にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

ビジネスプランの作り方がよくわからない、という方は自治体で実施している起業・創業セミナーを活用するのもおすすめです。

 

※本文で紹介しているビジネスプランコンテストの内容や賞金金額は、過去の実績をもとにしています。今後開催されるコンテストの詳細については主催者へご確認ください。

 

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

 

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