ジム・ロジャーズ氏が警鐘を鳴らす。日本が抱える、高齢化、借金、労働人口減少をどうするか。
日本のみらいを変えるのは、日本人である我々ひとりひとりの役割。
先月、世界三大投資家のジム・ロジャーズ氏と対談させていただいたことは、既に当社サイトやフェイスブックなどでもお知らせしました。イベントが終わってから、たくさんの方にイベントについてお尋ねいただくことがあり、みらいワークス始まって以来の大きな対談イベントであったことを改めて感じました。
※詳細はこちら:https://mirai-works.co.jp/topics/news216/
ディスカッションを通して、さまざまなことを考えさせられました。
ジム氏が日本に対し警告していることは、
①高齢化が進む。②国の借金が莫大に増え続けている。③労働力人口が減る。
一貫してこの3つです。これらは数字上明らかな事実であり、この課題を解消しなければ日本のみらいはない、どうするのだということを提言しています。ジム氏からは「どうするか考えるのは、日本人である君たちの仕事だ」と投げかけられました。
日本人である我々はどうすればよいのでしょうか。
まず、当事者意識をもって行動すること。その積み重ねがやがて大きなものを動かしていく力になるはずです。大きなことに取り組もうとする時、「自分一人の力ではなにもできない」といってあきらめるのは簡単なことです。
しかし、変化は必ず「ひとつの変化の積み重ね」でできています。いつかティッピングポイントと言われる「しきい値」を超えた瞬間に、大きな変化が生まれていくはずです。
積年の課題である「労働人口の減少」をGDPの目線で考えてみると、考えられる改善策は、当然労働人口の数を増やすか、労働の質を上げるかのどちらかということになりますね。
我々みらいワークスは、労働人口の数を増やすことに寄与できると考えています。
労働人口の絶対数を増やすのではなく、起業家やフリーランスの「空き時間を生産時間に変える」=「スキルのシェア」という方法で、労働人口の減少の改善に寄与していきたいと思っています。
また、ひとりひとりの労働者の生産性を上げることも、間接的に労働人口減少の改善に寄与できます(生産性が上がれば、それだけ取り組める仕事量が増えます)。
フリーランスという働き方はこの点にもプラスの影響を与えているようです。
「成果を上げないと次の仕事が来ないから、そのプレッシャーが自分の生産性を上げる要因になる」。実際、会社員もフリーランスも経験のある人たちから、そのような声がよく聞かれています。
ジム氏も言っている通り、日本で起きている問題を解決するのは、当事者である日本人の我々です。日本が抱えている問題を解決し、日本を存続させるためには我々は変わらなければならない時を迎えているのではないでしょうか。