「スピードを上げる」ことで提供できる価値がある
〜明日の自分に貸し・借りを作らない。毎日の小さな努力が大きな差を生む〜
私が仕事を進める上で、大事にしていることの1つがスピードです。スピードについて考える時、質・量・スピードの3つを合わせて考えることが多いです。「質」はその名の通り質ですし、「量」は数をどれだけこなすか、「スピード」はどのくらいの速さで行なうか、ということになります。
私たちみらいワークスが行なうマッチングビジネスにおいて、質・量・スピードのどれを重視するか、また3つのバランスをどう取るべきかは重要であり大切なポイントでもあります。
質を重視するがゆえに、量が減ったりスピードが遅くなってしまうのはよくあること。クライアントの皆様より良いものを提案したいと思うと、当然のように、考える時間や準備をする時間が必要になってきます。
そのようなことから、質・量・スピードはトレードオフの関係にあると思われがちなのですが、これは一部は正しくもあり、そうではない部分もあるのではないかと思っています。
「スピードをあげる」ことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
当然、質・量・スピードがすべてフィットするのが最も嬉しいことに間違いはありませんが、そうではないいずれかが欠けてしまう時、相手にとってどれを優先することがプラスに働くのか。その判断は難しいものがありますが、スピードをあげることによって、自分たちが考えていなかった価値を相手に提供できることがあるのです。
例えば、人材をご紹介する時。
マッチング率80%以上の方をご紹介したいが、ご紹介までに時間がかかってしまう。一方で、マッチング率50%の方であれば即日でご紹介できるという状況があったとします。
50%より80%のほうがもちろん望ましいですが、50%の方をご紹介することにもメリットがあります。それが「スピードの速さ」です。
スピードが速ければ、その分クライアントの皆様の検討時間に猶予が生まれます。すなわち、よりゆとりをもって意思決定ができる状態を作ることができるです。このように、今ある情報をより早く、スピードを持って提案する行動そのものが、相手への価値提供に繋がる場合もあるのです。
さらに別の視点から見たメリットとして、「スピードを上げる」こと自体は実はそれほど難易度が高くないという点があります。誰にでも挑戦でき、かつわかりやすく価値提供できる手段でもあるのです。
量や質を上げることももちろん非常に重要ではありますが、まずスピードを上げること。これは自分の努力次第で改善できることです。みらいワークスのメンバーには、スピードアップも常に意識して欲しいと伝えています。
また、これは対外的にだけではなく、社内のメンバー間においてもとても重要です。
社内ではお互いに協力し連携しながら仕事を進めていますが、例えば1週間後の期日のものを3日で終わらせて相手に渡せたとしたら、相手は業務をこなす猶予期間を4日間取ることができます。自分の仕事のスピードを上げることが、チームプレーにおいても大きな価値を生むことになるのです。
先にも述べたように、これは自分の努力次第でできること。意識すれば今日からでも変えることができます。スピードアップを意識することが、会社全体への貢献にも繋がるのです。
では、どうすればスピードを高めることができるでしょうか。
その方法の1つが「その日のうちにできることは、その日のうちにやり切ること」。ある意味、明日の自分には貸し・借りを作らないということです。
明日でもいいかと思う人と、今日ここまでやり切る人のささやかな違い。毎日の小さな努力の積み重ねが後々大きな差を生むのです。1日あたりで考えたら少しのことかもしれません。しかし、1年間というスパンで考えてみたら…。非常に大きな差になることは言うまでもありません。そういった心がけによって、自然と自分のスピードが高まってくるはずです。
質・量・スピード。
時として重視するべき比重は変わってきますが、まず誰にでも努力できる「スピードを上げる」こと。スピードを担保しながら質や量も追い求めること。クライアントの皆様に対する価値提供の向上、社内のチームワーク底上げのために、みらいワークスのメンバー全員で取り組みを進めてまいります。