言語化することの意味と重要性
働き方の多様化に合わせて、顔を合わせなくてもみんなが共通認識を持って同じ方向に進んでいく。そんな組織づくりの強化を目指して。
みらいワークスは、毎月新しい仲間が入社して組織が少しずつ大きくなってきています。新型コロナウイルスの影響でリモートワークが定着しつつありますが、柔軟な働き方を推進するみらいワークスとして、私たち自身がもっと柔軟な働き方を実践していかないといけないと感じています。
働く方々の中には、週1回のリモートワークでの勤務の方、海外からフルリモートの方など、以前のようにオフィスに出社して働くことが前提ではなくなってきています。
このような環境の中でみんなが同じ方向を目指すためには、働き方ももちろんのこと、それ以外にもファシリティやカルチャー、考え方をみんなで共有すること、そしてそれを言語化することが大切ではないか、そのように考えています。
今日はこの“言語化”についてお話したいと思います。
みらいワークスは6年前、「みらいワークスでプロフェッショナルとして成果を出し続けるための行動指針」として、5つのワード
挑戦
主体性
チームワーク
変化
持続性
を掲げ、これを『みらイズム』と定義しました。
この中の“主体性”については、主体性という言葉がいいのか、それともリーダーシップがいいか、オーナーシップがいいか、最後まで決まらずに悩みました。
その時は、主体性という言葉を選んだわけですが、この「プロフェッショナルとして成果を出し続けるための行動指針」の要点や言葉選びについては、世の中の変化と共に変更しても良いのではないか、むしろ必要ではないかと思っています。
大事なことは、共通の認識を持つために言葉を定義して伝えること。
これがとても重要なことだと考えています。
実際の業務に目を向けてみると、今まで空中戦と言いますか、なんとなくイメージとして持っていたことが言語化されて、ある意味、共通認識が出来上がっていることもあれば、これは言語化が必要だけれどされていないな、というものもあるのが現状です。なんとなくで定義していたことをしっかりと言葉にしていくことが必要なのです。
みらいワークスは中途採用が中心であるため、経験もバックグラウンドも様々です。みんなが同じ方向を向き、共通認識を持って仕事に取り組むためには、言語化することの重要性を感じています。
しかし、言語化することが重要と思う一方で、全てがそうとも思わないことも実はあります。あえて言語化しないという選択肢もあるのではないでしょうか。それは、ビジネス環境の変化が激しい今、業務のやり方もどんどん変わっています。常に新しいものにアップデートし続けて言語化するということは、これはこれで大変な負担になります。
なんでも言語化したらいいというわけではなく、長期的に変わらない考え方や価値観は言語化し、日々変化するものに関しては、あえて言語化しない。そうやって選択することが必要なのではないかと考えています。
以前は、社員全員がみんなオフィスに出社し、顔を合わせて話をしたり、何かを伝えたり、ということが当たり前の毎日でした。それが、多様な働き方や出社することが必須ではなくなり、オンラインで仕事を進めていくことが日常となりつつある中で、長期的に変わらない考え方や価値観はもっと言語化することや定義して行くことが重要だと感じています。
みらいワークスの組織がこれからもっと大きくなり、ますます働き方が多様になる中で、働くみんなが、同じ価値観を持って同じ方向を向いて業務に取り組むこと、その重要性が増していっていることも、みんなに感じて欲しいと思っています。