行動した人だけが掴めるチャンス

作成日:2024年8月22日(木)
更新日:2024年8月22日(木)

デスクで考えるだけでは何も手にすることはできない。あなたは一歩前に進めていますか?

 

“チャンスを掴むための一歩”

それはとても勇気がいるものだと思います。

 

 

私自身、昔はなかなか行動できずチャンスが掴めない人でした。特に起業したばかりの2007年頃は、独立してなんでもできるようになったのだから行動すべき、そう思っていても、頭で考えてばかりで、やりたいと思っても失敗する理由ばかりを考えてしまう、結果としてリスクが高そうだと思い行動できない、そのような思考回路に入ってしまい、どう抜け出せば良いか悩んでいる時期がありました。

 

ですので、当時持っていた携帯電話は“take action”と自分に向けたメッセージを待ち受け画面にしていたほどです。

しかし、ある時から失敗してもいいやと吹っ切れた気持ちで行動し始めました。そうしたら成功体験が生まれ、それが積み重なります。すると行動せずにはいられなくなり、行動し続けると経験値も上がるのでスキルも上がる、というポジティブなサイクルになりました。

 

ここまできてしまえば気持ちは多少楽なのかもしれませんが、とても時間がかかりましたし、そのために自分自身を変化させてきました。この経験から、主体性を発揮する、行動を早くから始めることでチャンスも早く回って増える、これを伝えていきたいと思っています。

 

 

先日、2024年新卒社員の研修がありました。

 

その研修で話したことの一つが「先輩と会議に出席する時はただ同席して見ているのではなく、次はその会議を自分で仕切って進める気持ちで臨む、これこそが主体性を持った行動である」という内容です。

 

いつ自分にその順番が回ってきても良いように準備を進める、これは、野球で言えばネクストバッターズサークルにいる状態です。ネクストバッターズサークルとは、次に打席に立つ打者が待機するための場所です。そこに立つ人は次回必ず自分の打順になるわけです。

 

置き換えると、本番が控えているという気持ちで仕事と向き合うことで、得ることや学ぶことは大きく変わります。チャンスがあればいつでもそれに対してアクションが取れる状態、これを自分自身で持っておくことが重要です。言われてから準備するのでは遅すぎますし、チャンスを失う可能性すらあります。

 

良いチャンスほど、それを得たいという人たちは世の中にたくさんいますので、その瞬間にしっかり戦える準備をしておくことが重要です。もし準備ができなかったとしても、いつでも大丈夫と言い切って向かっていく。そのぐらいの気持ちでないと、手にすることはできません。常にネクストバッターズサークルにいる状態や、チャンスに戦える状態にしておくということがチャンスを掴みにいくための重要なことなのです。

 

 

少し話は逸れますが、私は6年前から経済同友会という経済団体に所属しています。その地方創生委員会に入っていまして、全国各地へ視察に行き、地域課題を解決するための活動をしています。

 

各地では知事や市長の話を聞いた後に意見交換の時間がありますが、私はその場で必ず一番最初に質問をするようにしています。地方創生というトピックは、当社がどう関われるかという観点で興味深く話を伺っていますが、最初に質問をするという気持ちで聞くと、より集中して話を聞くことができます。

 

もう一つ大事なこととして、最初に質問した人、つまり私のことを相手の方が必ず覚えてくださっています。ですので、後日連絡をした際にも、スムーズなやりとりが行えます。私自身もセミナーや講演を行なっていますが、最初に質問してくれる方のことは印象が残りますし話も覚えています。

 

あとは、セミナーや講演で聞いた話や学んだことを実践する人は、数パーセントほどと言われています。行動しない人の方が多いということです。つまりは行動したもの勝ちということです。行動する人にはチャンスがそれだけ多く転がっているということも忘れてはなりません。

 

 

そして、先日の研修でもう一つ話したこと、それは振り返ることの重要さです。

 

何か行動したらそこから学びがあるはずです。もしなかったならば、そもそも挑戦が足りないということです。もし新しいことにチャレンジしているとしたら、そこから学ぶことは必ずあるはずで、学んだことを振り返ってそれを実践していくことができれば確実に成長に繋がっていくはずです。

 

講演やセミナーで学んだことを実践する人が少ないのと同じく、振り返りから学んで行動する人も、なかなか習慣化できない人が多いのではと思います。ここでもやはり行動する人が間違いなくチャンスを得られるはずです。

 

私自身も長い期間行動できない人でした。行動することがとても大変だということを私自身が経験しているからこそ、行動する主体性を発揮することが重要です。みらいワークスで働くみんなにも、そうあってほしいと思います。それは自分自身のチャンスを広げることにもなりますし、みらいワークス自体の可能性を広げることにも繋がっていくと考えています。